1. パキスタンの資本財輸入政策と税制体系
パキスタン政府は、道路・高速道路(CPEC関連プロジェクト含む)、ダム建設、灌漑事業、鉱山開発を推進するため、高品質な日本の中古建設機械の輸入を重要な産業基盤として位置づけています。商業省(Ministry of Commerce)の輸入政策命令では、製造業および建設業者が使用する機材について、乗用車とは別枠の「資本財(Capital Goods)」としての輸入スキームを定めています。
関税はPCTコード(Pakistan Customs Tariff)第84類(8429項:ショベル、ローダー、ブルドーザー等)に準拠し、インボイス価格(CIF価格)を基準とした従価税(Ad Valorem)として計算されます。
2. パキスタン税関通関に必要な必須書類
カラチ港(Karachi Port)またはカーシム港(Port Qasim)における迅速な通関のため、ニホンショウカイでは以下の法定書類を完璧に整備して発行します。
- 商業インボイス(Commercial Invoice):機械のメーカー、正式型式、シリアル番号、エンジン番号、製造年、稼働時間、CIF価格を明記した公認書類。
- パッキングリスト(Packing List):機械の全幅、全長、全高、総重量(Gross Weight)およびネット重量を記載。
- 元本船荷証券(Original Bill of Lading):3通のオリジナルB/L。荷送人(Shipper)から荷受人(Consignee)または指図人(To Order)宛てに発行。
- 機械仕様・製造年証明書(Certificate of Manufacturing Year):日本の公認機関またはメーカー公式カタログデータに基づく製造年月証明資料。
3. 北海道からカラチ港・カーシム港への海上輸送実務
重機の海上輸送では、機械の自走可否と寸法に応じて最適な船便を手配します。20トンクラスの標準油圧ショベル(PC200、ZX200等)は、小樽・苫小牧港よりRoRo船で輸送するか、当社の専門技術者がブームとカウンターウェイトを取り外して40フィートハイキューブコンテナに積載します。解体コンテナ輸送を選択することで、RoRo船と比較して海上運賃を最大30〜40%削減することが可能です。